その声は確かに告げた 祈りの言葉を 誰もいない丘の上にも 響く強さで 羽ばたく鳥 ざわめいた森 流れてた川もなく 少しずつ増えていく雲 渦巻いた不安の翳 駆け出した この足よ止まらないで 誰かの意識 流れ込んだままで 息も吸えず 駆け下りる坂道で 選んだ先は あの人の住む国 約束を交わした丘を 背にして走る 許されぬ人と知ってた それでもいつかは… 枯れた木々 怯える生命 見た事のない光景 わずかだけ 残った能力 止まらない胸騒ぎ 今すぐに伝えなければ 全て 絶望から逃げれられなくなる この空から堕ちゆく哀しき雨 始まる前に どうかあなたの元へ…