[00:24.60]砂に並んだ炬火(キャンドル)の灯(ひ)が波打際 [00:32.77]打ち寄せられた [00:34.83]夏のボートの年代(もじ)を読んだ [00:40.19]水時計に雫(おち)る生命(いのち) [00:48.47]青いままのすい星 [00:57.44]記憶の隅軋(きし)んだ風の音(いろ) [01:02.27]頬にささやく幻が [01:06.36]遠い九月をつれてくる [01:10.42]瞳濡らし [01:14.52]淡い想いの行く先を [01:18.59]恋と知らない少年が [01:22.80]秘密だよって見せてくれた [01:29.47]夢砂の城 [01:35.04]朽ちたボートであなたが [01:43.25]あの日のままで眠る [01:56.91]星座(ほし)が糸引く海岸線に迷い込んだ [02:05.01]人のさざめき [02:07.02]誰も少年(あなた)のこと知らない [02:12.52]冷たい指握られてた [02:20.65]見覚えあるブローチ [02:29.43]名前のない気持ちを伝えたくて [02:34.29]薄紅(あか)い貝殻(ユリア)の胸飾り [02:38.48]そっと外して差し出せば [02:42.67]微笑(ほほえ)んだね [02:46.73]あなたひとりが時を止め [02:50.80]同じ想いでいたんだね [02:54.99]青い水面(みなも)を震わせながら [03:01.67]肩を抱きしめ [03:07.30]見知らぬ大人(ひと)が [03:11.53]私の名前を呼(よ)んでいるわ