作曲 : 亀岡夏海 雪解けたら 水面に映る影に そっと桜を重ねて 秘めた想いの数だけ 流してゆく 凛と笑えないのは 涙のせいじゃない きっと茜に染まった 東雲のせい そう 淡く芽吹く想い 心の奥で戸惑えども 誰よりも君を愛しいと思う 気持ちだけがここに或る 「今すぐに伝えたくて 駆け出しそうになる でも、会えないから せめて 剣に想いを」 季節が移ろうたび 空を見上げて願うわ 鈍く光る十六夜に 似た躊躇い そう すぐに霧散(き)える光 何も残らぬ匂いとて 誰よりも側で微笑んで欲しい 君への愛がそこに或る 「うまく笑えないのなら 手を握り見つめ合えばいい 頬に伝う 涙の色はきっと 優しいよ」 春の匂いが教えてくれた 雪解けの時に想い 大好きな君に向けて 愛の文を綴る 「今すぐに伝えたくて 駆け出しそうになる でも、会えないから せめて 剣に想いを」 終わり