かなしい朝も ひとりの夜も あなたと繋いだこの手も ひかりの中で 丸くなってゆけ 心匿う瘡蓋も 一日が終わる音を聞いたなら 新たなわたしにリセットしよう 覚えてしまったもの どこかで失くしたもの 空っぽになる身体で ただひだまりを吸い上げて 色褪せてゆく カケラの上に 鮮やかな色を差しながら 忘れるのでしよう 自分勝手に 美しい日々に摺り替えて 夜明けの扉を潜り抜けたなら 昨日の痛みに接吻しよう 追い越し 遠ざかって 隣に居れなかった あなたと並びたくて 走り続けたこの足も 覚えてしまったもの どこかで失くしたもの 空っぽになる時まで ただひだまりを吸い上げて このひだまりを吸い上げて