笑いながら髪をさわる フワリとした柔らかな手 なぐさめでもいたわりでもない 不思議なチカラ 今しがたの通り雨に どこか似てるあの日のふたり 幼いころ見ていた様な 夢の続きみたい 今年もひつじ雲数えながら ぬるい黄昏に あの温もり思い出して 時を重ねてゆく かなしくて、かなしくて、 眠れない夜を越え いとしくて、いとしくて、 胸をつねるアノヒト ガラス越しににじむ街と そのむこうに遠のく空 いつの間にか別々のうた 口ずさんでたね 今年も流れ星探しながら 狭い夜空(よるぞら)に あの輝きちりばめては 大人になってゆく やさしくて、やさしくて、 忘れられぬうたごえ うれしくて、うれしくて、 胸をなでるアノヒト 今年もひつじ雲数えながら ぬるい黄昏に あの温もり思い出して 時を重ねてゆく かなしくて、いとしくて、 眠れない夜を越え やさしくて、うれしくて、 大切な宝物 いとしくて、いとしくて、 胸をつねるアノヒト…