[00:11.05]手足二つずつ生えている程度じゃ [00:14.27]愛せるものも二、三で それが [00:16.85]バカみたいに増えれいくようだと [00:19.41]捨ててかなきゃ行けないね [00:21.30]だから沢山愛せるようにと [00:23.99]意地汚いの僕は ある日 [00:27.48]不器用な自分を愛するのは [00:30.14]止めにすると決めたんだ [00:32.40]僕は [00:43.35]神様から授かったこの生命を [00:46.16]母から受けた生命を 僕は [00:48.66]人並みには使えましないので [00:51.69]今朝のゴミに出しました [00:54.30]誰にも期待なんてされずに [00:56.58]いよいよ開演を迫られて [00:59.28]ついに幕をあげた [01:02.33]客もいないままに [01:04.40]かなしみのなみにおぼれる [01:25.00]どうもこの心は重症らしいが [01:27.85]市販薬も効かねえし それに [01:30.55]恥ずかしながらこの生活では [01:33.20]医者に頼る金も無い [01:35.55]だからぽっかり開いた傷口は [01:38.41]疾うの昔に爛れて ある日 [01:41.65]傷口から垂れてた虚しさが [01:44.40]ゲロ吐くように溢れた [01:46.90]教室の隅で読書をする [01:49.30]凛とした長髪のあの子は [01:52.10]僕が恋してると囃し立てられて [01:55.10]いじめに遭いました [01:56.90]かなしみのなみにおぼれる [02:12.24]始発の小田急が毎朝僕を [02:15.00]怒鳴りつけては [02:17.56]飛び起きた僕の一日を今日も [02:20.51]轢き殺してく [02:22.67]生きるために 食べるために [02:25.60]大事な物を売り過ぎたようで [02:28.21]いつまで経ってもこの大きな穴は [02:31.62]湛(たた)えられやしない [02:33.55]かなしみのなみにおぼれる