一年中咲き乱れる 蔷薇の园で暮らせたなら わたしたちだって 少しも変わらずに 时をのぼって行けるかしら 物を言わぬ庭师のように 土に乾いた指で 美しいものだけを造り出す 春の甘い黄昏にも 冻える冬のベッドにも いつも同じ梦が降りて でも 感じる心はもう违うのでしょう 失くせるもの譲れぬもの 选びとっては 寂しさと谛め 植え込むだけなら 何処にあるかわからぬ お城を探しつづけるの きっと辿りつけると からだ中泥だらけにして 涙と溜め息とで 来た道は沼地に変わって 后戻りはできないから ずっと手を引いて 镜のように静まった 暗夜の水面を覗けば わたしたちの望むものの すべてがきらびやかに 手招きしている その向こうに行くというの? 何もかも舍て まやかしに飞び込むほど 弱くはない 何処にあるかわからぬ お城を探しつづけるの けして辿りつけずに 胸が血だらけになっても うろつく獣たちを怖れない 行けるところまで いつか気づく それは目には 见えないものだと