霞んだ道の上 境界はゆらめき 紫色の霧が包んだ 迷い子の足跡 また一つ隠して 含み笑いが何処から聞こえる . 行き場を失い名前も記憶も無くして 手探り彷徨う マヨヒガへの道はすぐそこに . 今すぐ 差し伸べる手を取りここにおいで 帰る場所など もう忘れたでしょう? 甘く優しい夢見せてあげる 生命ある限りに踊る宴 . 咲き乱れる華の遅すぎた春色 花びら千切る指が誘う 迷宮の出口はどこにも見つからず 含み笑いが何処から聞こえる . 色づく桜と手招く闇の向こうには まだ見ぬ楽園 安らぎに抱かれて朽ち果てる . 今すぐ 仮初めの優しい腕の中へ 帰る場所など もう忘れたでしよう? 永遠に続く夢を見せてあげる 生命ある限りに踊る宴