名前を呼ばれたような気がして振り向く…… …… 寄り添う傘が 流れてゆくわ 午後のプロムナードを サヨナラをしてから 二ヵ月が過ぎた 美術館には 寄らずに帰る あの人にであったら まだ微笑み返す 自信がないもの 雨粒がこんなにも 優しく落ちてくる 掌に受けとめて くちづけたくて 抱きしめたくて TENDERNESS 壊れやすい心を そっと包んで欲しい いつか TENDERNESS いじわるな運命も 乗り越えて行ける 私になるわ…… …… 友達なんて 戻れないから 嫌いになって欲しい 噓だったホントは 忘れないでいて 雨粒のカーテンが 街の上に降りて 銀色に甦る 涙の形 負けないでいて TENDERNESS 壊れやすい心を そっと包んで欲しい だから TENDERNESS 時計の針を少し 進めてみたいの 私のために…… いつか TENDERNESS いじわるな運命も 乗り越えて行ける 私になるわ……