初めに神は混沌の 静寂から天地を分かち 創られた神々達は 嫉妬に狂い殺し合う 神ですらも 欲に溺れる 声を奪われた金糸雀のように 愛でられるだけで良い 鳥籠の中静かに死なせて 殺戮の系譜が身を焦がす 神のオキテを 未だ受け継ぐ 神に背いた 罰を科しても 始まりが神だとすれば 終わりも神なのだろうか それならば最後は神も 消えて死んで逝くのだろうか 神ですらも 策に溺れる 翼を捥がれた金糸雀のように 慈しまれれば良い 自由など疾うの昔に捨てた 殺戮の系譜を身に宿し 神のオキテを 未だ受け継ぐ 神に背いた 罰を科しても 声にならない声で 自らを戒め 声を奪われた金糸雀のように 愛でられるだけで良い 鳥籠の中静かに死なせて 殺戮の系譜が身を焦がす 神のオキテを 未だ受け継ぐ 神に背いた 罰を科しても 憎しみと穢れの全て 担いてひとりで朽ち逝く