二つ並んだ 空っぽの箱 思い出さえもう 仕舞っておけないの 何が間違いか悩んだけれど 間違いなんかどこにもなかったから 重なり合った道が今 ゆっくりと離れていく お互いの目指す場所へと 真っ直ぐに続くように 始まりがあるなら 終わりもあるのが当たり前だった 全部手に入れられるほど 僕等強くない 同じ夢だけ 見られたらいいのに 最後に手をつないで見た夢は 朝日に溶けて消えてしまったから 重ねた手と手を解いて それぞれのドアを開く お互いの目指す場所へと 真っ直ぐに届くように 始まりがあるなら 終わりもあるのが当たり前だった 全部置いて 新しい道を歩きだす 螺旋のように絡まった 愛しさも喪失感も いつの日かまた新しい 光を見つけるのだろう 始まりがあるなら 終わりもあるのが当たり前だった 全部手に入れられるほど 僕等強くない ここに全部置いて 新しい道を歩きだす