茶太-病み ぬかるむような澱みの檻に 溺れるままに沈んで 気づかぬうちに明かりは消え去り 強く 強く 抱いて欲しくて 伸ばした手には何も摑めず 今 貴方が残す言葉が 深く私を ただ突き刺して 泥に塗(まみ)れた羽で目指した 遠い光は気高く 傷に塗(まみ)れた翼は朽ちてく 形作る肉があるから この想いに縛られるなら いっそ 叶わぬ願いも抱くは 私の想いよ 今 ナイフになれ 灰色ならばいつかは黒に 鮮やかな色を染み込ませ この眼 射抜く月光 紅く 染めて 染めて この手 染めて 強く 強く欠片だけでも 貴方の熱をこの身に来て 紅く染まる温もり抱いて 貴方と私は一つになるの ねぇ…永遠に…傍に居て…ずっと…