「close to close」 Lyrics.Arranged.Composed:大嶋啓之 Vocal:茶太 純粋で いられた 頃は 煌いて 見えた すべてが  今では 遠く 色褪せ くすんで 映る 思い出は 痛みと ともに 上書き されて しまって 焦点の 合わない 瞳に 光が 滲む どうして 楽しい 記憶は すぐに 消えて しまうのに 悲しみは 刻み 込まれて ずっと 消えない の だろう 見える ものが 陽炎 なら 目を 閉ざして しまえば いい 幻 しか 映らない なら もう何も 見たくは ない こだまする 街の ざわめき 遠くから 聞こえる 歌も ガラスを 引っ掻いたような ノイズに 変わる 無邪気に 音符を 並べて  歌って いた はず なのに いつから 声を 上げる のが 苦しくなった の だろう 聞こえる ものが 空耳 なら 耳を 塞いで しまえば いい かすれた 声 ひずんだ 音が 胸を 満たして しまう 前に 誰もが 心の 痛みは 時が 癒す と 言うのに どうして 時間が 経つほど 傷が 広がる の だろう 不安に 怯え 叫び そうでも 唇 噛んで 声を 殺そう 空を 仰ぎ 震える 手で 揺れる ロープ を ぎゅっと 掴んだ 目を 閉じても 耳 を 塞いでも 消えない 痛み 押し寄せる なら もう 何も 感じない ように 心を 閉じて 終わ らせれば いい  終わり