[00:26.700] |
たった一度(いちど)だけ 不思議(ふしぎ)なことがあった |
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鳥(とり)でもない君(きみ)が 飛(と)び立(た)つのを見(み)た |
[00:40.410] |
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[00:42.700] |
表情(ひょうじょう)があった |
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そんな顔(かお) したことなかったのに |
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空中(くうちゅう)で少(すこ)しこちらを見(み)て やさしい顔(かお)をした |
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[01:14.260] |
胸騒(むなさわ)ぎのひとつもなかったけど |
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何(なに)が起(お)きたのか すぐに気付(きづ)いた |
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名前(なまえ)を呼(よ)ぼうとして やっぱりやめた |
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充分(じゅうぶん)だった 今更(いまさら)言葉(ことば)にしなくても |
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あんまり目(め)がよくないから |
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君(きみ)が景色(けしき)に溶(と)けそうで |
[01:53.340] |
でも どうしてかこの日(ひ)は |
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点(てん)になるまで 君(きみ)が見(み)えた |
[02:04.410] |
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ずっと君(きみ)が見(み)えたから |
[02:38.100] |
泣(な)かずにいられた |
[02:42.520] |
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左(ひだり)うしろ足(あし)が 時折(ときおり)そっと宙(ちゅう)を蹴(け)り |
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ゆるやかに進(すす)む君(きみ)を 見送(みおく)った |
[03:05.940] |
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[03:07.350] |
私(わたし)達(たち)はどんどん離(はな)れて |
[03:11.280] |
こんなに悲(かな)しいのに |
[03:15.470] |
私(わたし)の胸(むね)は 温(あたた)かくて |
[03:22.160] |
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[03:23.310] |
最後(さいご)まで 泣(な)かずにいられた |
[03:31.300] |
涙(なみだ)なんて 後(あと)でよかった |
[03:38.950] |
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[03:48.910] |
一度(いちど)だけ |
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君(きみ)のやさしい顔(がお)を見(み)た |
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