今度(こんど)も 穴(あな)を掘(ほ)る人影(ひとかげ)ひとつ 涙(なみだ)で肿(は)らせた目元(めもと)の男(おとこ) いつもそうだ 人(ひと)なんかは大嫌(だいきら)い 好(す)きなだけおもちゃにすればいい 平和(へいわ)な太阳(たいよう)も 戦争(せんそう)の影(かげ)も 居心地(いごこち)が悪(わる)くって 何度(なんど)も死(し)んで 生(い)きて また谁(だれ)かの腕(うで)に抱(だ)かれるなんて 今度(こんど)も 穴(あな)を掘(ほ)る人影(ひとかげ)ひとつ 涙(なみだ)も枯(か)らせた目元(めもと)の老婆(ろうば) いつもそうだ 人(ひと)なんかは大嫌(だいきら)い 自分胜手(じぶんかって)に抚(な)で回(まわ)していればいい 砂漠(さばく)の満月(まんげつ)も 空中(くうちゅう)のネオンも 居心地(いごこち)が悪(わる)くって 何度(なんど)も死(し)んで 生(い)きて また谁(だれ)かの膝(ひざ)で眠(ねむ)るなんて 死(し)ぬのなんか平気(へいき)だけど 人(ひと)なんか 大嫌(だいきら)いだけど いつの时代(じだい)の 主(あるじ)たちも 皆(みな)淋(さび)しがり屋(や)で 何度(なんど)も死(し)んで 生(い)きて また心残(こころのこ)りを増(ふ)やすなんて 今度(こんど)は つまらない主(あるじ)がいいな ひとつの心配(しんぱい)もないような いつもそうだ 大事(だいじ)に土(つち)をかけられ 次(つぎ)また目覚(めざ)める日(ひ)まで