燃やして命を 冷え逝く躯に とりどりの色 すかして降り注ぐ空の影 元の光思い出せない 強すぎた偶像 舞い上がる白 何度も繰り返す色 この瞳 映していた 焼き付けばいいと願っては 叶わぬ夢 何度も繰り返す白 この恐れ 打ち砕いて 救われたかった 逃れられない ここは目隠しの楽園 揺らして命を 幽かな呼び声 指を伸ばして掴もうとするのは現実か 揺らぐ視界で朽ち果てる 脆すぎた幻想 跳ね返る音 何度も繰り返す歌 届かずに かき消された 静謐の底へ祈り事 叶わぬ夢 何度も繰り返す声 掠れては 飲み込んでく 償いは痛み 逃れられない 闇が私に根を下ろす 手当たり次第ぶち込んで砕いたその隙間 欠けた淵から覗く咎 こんなにも鮮やか 飛び立つ翼 風を孕み振るう羽根 その重さ感じていた 待ち望んでいた終わりだと 開く翼 風に乗り舞うのは羽根 あの夢の続きが今 ただ羽化して逝く 透き通るほど高く澄んだ藍の空へ