指先赤色ラメ 朽ちた安らぎ散らした塗料 尖った鋒で ただなぞった満ちる月を 映らぬ物にこそ言葉を 触れえぬ全てに意味を与え 壊れかけの世界から かきあつめたガラクタ達だけが真実 似たような形をした 私と貴方なのに なにひとつ重なることは(もう二度と) ないのね 痺れるような痛みも 凍えそうな寂しさも ただ一人の貴方が 私に贈るgift 離れ難さの理由も 理解されぬ熱も 永久に交わらない 「人」という証 『指先赤色ラメ 朽ちた安らぎ散らした塗料 尖った鋒で ただなぞった 満ちる月を』 孤独にこそ輝く涙 遮る壁の先には奈落 似て非なる二つの声 こだまさえ返らぬ この場所はただ無色 抱えてる冷えた膝に はやく触れて欲しくて いつだって貴方の名前(何度も) 呼ぶのに 狂い咲き散るのならば 鮮やかな終わりがいい ただ独りの私が 貴方に贈るgift 隠し難い迷いを 稀に見せる哀いを 気づかないふりをして その手を取るの 似たような形をした 私と貴方なのに なにひとつ重なることは(もう二度と) ないのね 果てないような孤独も 耐え難い幻想も ただ一人の貴方が 私に贈るgift 忘れ難き虚像を やさしすぎた嘘を この月明かりのもと 愛と刻んで 証を