揺れる水面に映る 想いは閉ざされたまま 流れゆく時の中で ひとり立ち止まって 心の奧に灯もる かすかな夢を いだきながら 夜の闇を抱き寄せて そっと瞳閉じた 長い夜を見上げる頬に 永遠の雨が降りしきる きっといつか 屆けてあの人に ひとり生きた証 そのかけらを はるか遠くに消える 雨雲 見送りながら 振りそそぐ陽射しの中 ふたり走り出して 晴れた空の向こうに にじんた夕闇の輝き 時の運命受け入れて ずっと抱いてくれた あなたがいま ためらいがちに 握ったその手のぬくもりと 少し照れた笑顔を忘れない ふたり生きてゆける あなたとなら 別離の日はまた訪れる それでも想いは変わらない 優しい声 ぬくもり 探してた ふたりずっとそばに わたしたちは いま殘された わずかな未來を歩き出す 狹い空よ伝えて あの人に わたし今はとても 幸せだと