[00:24.820]街明かり華やか [00:27.410]エーテル麻酔の冷たさ [00:30.850]眠れない午前二時 [00:33.170]全てが急速に変わる [00:36.600]オイル切れのライター [00:39.470]焼けつくような胃の中 [00:42.530]全てがそう嘘なら [00:45.470]本当によかったのにね [00:48.590]君の首を絞める [00:50.610]夢を見た [00:51.500]光の溢れる昼下がり [00:54.540]君の細い喉が [00:56.380]跳ねるのを [00:57.450]泣き出しそうな眼で [00:59.500]見ていた [01:01.830]核融合炉にさ [01:05.710]飛び込んでみたいと思う [01:10.710]真っ青な光 [01:12.100]包まれて奇麗 [01:13.780]核融合炉にさ [01:17.750]飛び込んでみたらそしたら [01:22.140]すべてが許されるような [01:25.100]気がして気がして [01:49.570]ベランダの向こう側 [01:51.830]階段を昇ってゆく音 [01:55.520]陰り出した空が [01:57.980]窓ガラスに部屋に落ちる [02:01.220]拡散する夕暮れ [02:04.110]泣き腫らしたような陽の赤 [02:07.310]融けるように少しずつ [02:10.110]少しずつ死んでゆく世界 [02:13.250]君の首を絞める夢を見た [02:16.190]春風に揺れるカーテン [02:19.130]乾いて切れた唇から [02:22.190]零れる言葉は泡のよう [02:26.610]核融合炉にさ [02:30.490]飛び込んでみたいと思う [02:35.050]真っ白に記憶融かされて消える [02:38.460]核融合炉にさ [02:42.390]飛び込んでみたら [02:45.460]また昔みたいに [02:47.650]眠れるようなそんな気がして [03:14.280]時計の秒針や [03:20.190]テレビの司会者や [03:26.160]そこにいるけど [03:30.650]見えない誰かの [03:35.090]笑い声飽和して反響する [03:38.760]アレグロアジテート [03:43.640]耳鳴りが消えない [03:46.350]止まない [03:50.630]アレグロアジテート [03:55.660]耳鳴りが消えない [03:58.530]止まない [04:26.090]誰もみんな消えてく [04:27.850]夢を見た [04:28.910]真夜中の [04:30.140]部屋の広さと静寂が [04:32.810]胸につっかえて [04:34.930]上手に息ができなくなる [04:40.150]核融合炉にさ [04:43.940]飛び込んでみたら [04:46.990]そしたら [04:48.470]きっと眠るように [04:50.490]消えていけるんだ [04:51.960]僕のいない朝は [04:55.910]今よりずっと素晴らしくて [05:00.440]全ての歯車が噛み合った [05:03.840]きっとそんな世界だ