この角を曲がったら あなたに会える 約束の同じ場所 教会の鐘楼が時を告げると 鳩は空へ舞い上がる 空の切れ端が 小さな噴水の中に落ちてきた ため息をつくかわり深呼吸した いいことばかりはないと この街に暮らしても 私はただの すれ違うエトランゼ 待つ人のいないベンチに マロニエの風吹く五月 少しずつ見つめあうことを忘れて 出会った頃より遠い わかってる そしてもうあなたは来ない 長い冬にさよならを