パトス滾る貴方が 凶器みたいな棒状の罪で 私の中で慟哭 漆黒の夜が荒波のよう 人間であることそれ自体が罪 時のない密室で燃える原罪 温度と湿度 従属のスティグマが飲み込む棒状の罪 目を閉じて 堕落の一途をただ 2匹の迷い子のよう どこまでも 禁断の果実を貪りながら 何もない密室で燃える原罪 温度と湿度 夜は背徳も美徳も知らない生き物 もっと餓えて恥知らずの 人でなしになるの 確かあれはベラスケスの珍しい絵だっったっけ ああ 何故か思い出して涙が止まらないの パトス放つ貴方の 魂みたいな液状の罪で 私の中満ち潮 群青の夜ゆっくり明けて行く 人間であることそれ自体が罪 音のない密室に残った原罪 温度と湿度 夜は道徳や倫理を知らない生き物 こんな餓えて恥知らずの人でなしになって ああ アウグスティヌスの声2人を責めるの ああ 飽くことを知らずに罪重ねる二人を