幻に想い寄せ 久遠の願い空に投げた 手を合わせ 瞳を閉じる 今日もまた同じ夢を見ている 視界を濃い霧が塞ぐ 彼方の紅い城壁覆う雲 足は重く 涙止まらない 強さが欲しいとか 求めてくれる何か 聴こえない 生きているの、それとも… 永遠だとか 夢とか 本当にあるの? ねえ、教えて 誰か 大空に浮かぶのは 天使が落とした桃の種 鈴蘭と向日葵揺れる 踏みしめた土の下 太陽隠して風渡る 朝焼けに蛙が跳ねる 桜に寄り添う蝶の羽根千切れ 生が果てる命が綺麗で 許しが欲しいとか 見つけてくれる何か 歩けない 死んでいるの、それとも… 望みとか 愛とか 本当にあるの? 連れて行って 誰か 魔法があるなら どんな虹を描こう 消えぬ七色を 魔法があるから 紅茶も冷めないね 眠れない夜がきても 神様に捧げるは 宴に恋した甘い水 花のように舞い踊れたら 泡沫に染まる夢 袖振る少女の歌声と 艶やかに酔いしれ眠る 幻想の扉開け 心を求める迷い子よ おいでなさい振り返らずに 金色の流れ星 散りばめ夜を飾りましょう 濡れた頬包み込むから