キミのこと起こさないように ゆっくりと寝顔 覗き込む 柔らかな腕 ボクに絡めたね 眠そうな目をこすって ミエナイケシキ ボクの世界 無意識に歪む境界線 今日も何ひとつ変わらない朝を ボクたちは むかえていたよ 少し遅めの散歩道 バス停を過ぎるころ ボクたちの間を さえぎるように雨が 真っすぐに降り注いだ 遠くても キミの足音が ボクには聴こえるよ 心配しないで 思いつくままに行けばいい 言葉はなくても 汚れない愛が ここにあるから キツクダイタ キミの悲しみ 窓ガラスに映し出され 震える体 ボクに押し当てた 静かな悲鳴 聴こえたよ ココロ近づけるたびに 悲しみ消えるように ボクはただ必死に 感情のしっぽを ちぎれるくらい振ってた モノクロの中 色づくキミが ボクには見えるよ うつむかないで 静寂を破っておいでよ 授かった命が絶えるその日まで ここにいるから 遠くても キミの足音が ボクには聴こえるよ 心配しないで 思いつくままに行けばいい 言葉はなくても 汚れない愛が ここにあるから 終わり