[00:03.00]一抹(いちまつ)の淡き夢よ 去り(さり)行く日まで 踊れ [00:31.00]枯れた葉を落とした [00:34.00]木々の両の腕(うで)に 白い花びらを運ぶ 師走(しわす)の風 [00:44.00]新たな夜が明けて 辺りは雪化粧(ゆきけしょう) [00:50.00]騒がしい街の色も 静寂(せいじゃく)を守る [00:57.00]触(ふ)れればたちまち消え失す 一粒なれど [01:04.00]根を張れば やむごとなき強さ 『心』の如く [01:11.00]降る雪は闇夜にさえ 明るく咲き誇る [01:17.88]冬の白い月光を浴びて [01:24.00]雪花繚乱(せっかりょうらん) 美しくも [01:28.00]儚いこの歌を 力強く歌い上げよう 届け 御空(みそら)の 果てまで [01:45.00]待つ家族(ひと)の名前を 幾度も紡い(つむい)で [01:51.00]吹雪をくぐり抜ける [01:54.00]若き旅人 極寒(ごっかん)にとりとめない日々を描けば [02:04.00]その言の葉のひとつひとつが いと 温かろう [02:12.00]降る雪は時として 道をも閉ざして [02:18.00]人の笑顔の 有り難みを説く [02:24.88]雪花繚乱 故郷(ふるさと)を 愛す者のうたを 力強く歌い上げて 曇る 視界を 貫け [02:52.00]朝に 昼に 夕に そして夜に すべての者に等しく 煌めく [03:31.00]雪花繚乱 山となり 時には像となり 人の集う傍らに生きる [03:45.66]降る雪は 春が来れば その姿を隠し [03:51.00]次の冬を 天上で待ちわびる [03:58.00]雪花繚乱 美しくも [04:01.11]儚いこの歌を なんどきも歌い上げよう 届け 御空(みそら)の 果てまで [04:14.00]響け 季節を 超えて