月を見つめ、想い馳(は)せ 詠い紡ぐ、月御伽(つきおとぎ) 時代(とき)を超えて、巡り合う あなたお聲を探してる 旅立つ前、手紙したため 想い綴る、涙溢れて あの日見た空は、あなた思い出す 月に雫がゆらり [愛しさの中で 悲しみを抱(だ)いて 眠りについた 願う想い、泡沫(あわまつ)に 二人包(つつ)む 月明かり 雲に隠れた夜には あなたの聲を探してた 宵(よい)のころに 鈴(りん)が響いて 夜明けとともに 告げるさよなら 悲しみにくれて 泣いていた夜に 貴方がくれた 歌に 悲しみの中で 愛しさが咲いた 色鮮やかに 月明かりが 降り注(そそ)ぐ 庭に咲いた 彼岸花(ひがんばな) 二度と會えなくなるなら ぜめで あなたにこの歌を 月を見つめ、想い馳(は)せ 詠い紡ぐ、月御伽(つきおとぎ) 時代(とき)を超えて、巡り合う あなたお聲を探してる 眠りつく橫顏を 白く映(うつ)す 月明かり 運命(うんめい)の糸 紡いで 最後に詠う、この歌を やがて、月が廻るように 遠い、輪廻(りんね)を超えて いつか、廻り逢えるから あなたの聲を探してる