あの娘はおかしな目をしてるの きっとこの街にいられなくなるの 路地裏 この狭い路地裏が 死んだような午後 それを狙ってるの 汗に濡れたワンピース早熟な背中にはりついて 帽子もない 傘もないまま あの娘は彼と逢ってたのよ 今言った事は忘れてね 作り話だと思ってね それで私にPeaceをわけて Peaceを一本わけてちょうだい 私はじっと覗いてたの 鍵盤を走る白くて細い指 醜い昆虫によく似てる 泡立ち騒ぎ立つ私の心臓 あの美しい薬指に全て盗まれてしまったのね 毛足の長いカーペットにこぼれるピアノとサンダルウッド 今言った事は忘れてね 作り話だと思ってね それで私にPeaceをわけて Peaceを一本 いつまでも沈まない太陽のせいで泣けもしないし 律儀な君のまなざしもこんな気分じゃ白々しい 今言ったことに火をつけて 灰になるまで見送ったら それで私にPeaceをわけて Peacewp一本わけてちょうだい