迷路(めいろ)みたいな にぎわう街を抜(ぬ)けて 飈は行く旅人(たびびと)の心を せつなくなでてく 道を尋(たず)ねたその優しげな人に 幼(おさな)い日 別れた面影(おもかげ)が重なった 暖かい微笑(ほほえ)みは 私に似てるでしょうか? 果てしないあの海は 今でも青く 続(つづ)いてますか 愛よ走れ 千里を越え あなたの住む故郷(くに)へ 潮(しお)の匂いのする丘(おか)へ あなたの住むところへ 河はどんなに 離れても分かれても いつの日か巡(めぐ)り会える時を 信じているでしょう ほこりを巻いて 走り去る子供たち 遠い日がまるで波のように 押し寄せた 涙を見せないのは あなたに似てるでしょうか? 果てしないあの空の 夕暮(ゆうく)れ色を覚えてますか? 愛よ走れ 千里を越え あなたの住む故郷(くに)へ その手を取り駆(か)けた丘へ あなたの住むところへ 暖かい微笑みは 私に似てるでしょうか? 果てしないあの海は 今でも青く 続(つづ)いてますか 愛よ走れ 千里を越え あなたの住む故郷(くに)へ ここでこうして生きています あなたを想いながら… 愛よ走れ 千里を越え あなたの住む故郷(くに)へ 潮の匂いのする丘へ あなたの住むところへ おわり