ひとりぼっち暗(くら)い空(そら)を 眺(なが)めていた 俄(にわ)かに降(ふ)る雨(あめ) にじんだ景色(けしき) 不意(ふい)に感(かん)じた寂(さび)しさ 夜(よる)を蝕(むしば)むの 側(そば)にいて ただそれだけでいい 願(ねが)いは一(ひと)つ あなたがこの闇(やみ)を 受(う)け止(と)めてくれたら… そんなこと 口(くち)に出(だ)せずに 寄(よ)り添(そ)っていた ふたり 永久(よわ)に続(つづ)く長(なが)い道(みち)も 怖(こわ)くはない 繋(つな)いだ手(て)のひら 包(つつ)む優(やさ)しさ 眩(まぶ)しすぎる光(ひかり)なら わたしは要(い)らない 足元(あしもと)を照(て)らすくらいでいい 歩(ある)いてゆける あなたはこの闇(やみ)を 受(う)け止(と)めてくれるの? バカみたい…だけどこんなに 涙(なみだ)が出(で)るの あの日(ひ)の約束(やくそく)と 変(か)わらない笑顔(えがお)に いつだって救(すく)われていた わたしを包(つつ)む 光(ひかり) 終わり