夜を溶かすように うす紫をまとう空 星にたずねてみたら あの人は帰えるという そうよ まだ私が恋を知らないときから 優しく髪をなでてくれたなつかしい人よ 誰にも告げづ 旅に出てしまったけど 悪いうわさは一度も信じなかった ただ窓を開けて遠くみつめているだけ 羊のように静かに待っているだけなの 街を走る風は いい知らせを運んできた 占いのとおりだわ かならずあの人は来る 音もなくただよう愛の影を抱きしめて 高鳴る胸はすでにあなたのところにあるの 誰にも告げづ旅に出てしまったけど 悪いうわさは一度も信じなかった いつでも会えるように髪をとかしているだけ あなたのシャツを静かに 縫っているだけなの