風薫る五月の街は 黄金色の日差しを浴びて 広場に溢れる騒めき まるでお祭り騒ぎよ 十八になった娘は 束ねた髪を風に解き 素敵な人を待ちながら踊る 遠い目をしてるあなたはいつも一人 私の胸のうち 気づいてもくれない 手を差し伸べる若者の 間をそっとすり抜けて スカーフなびかせる それはあなたへの愛 若い日のままもこうして 素晴らしいパパと出会った 子供の頃から私も 信じ続けて待ってた 十八の五月になれば 最初で最後の恋をして 素敵な人ときっと結ばれる 手首に巻いてるスカーフが風に解け あなたの前に落ち 澄んだ目が見上げた 気がつけばいつかあなたと ただ二人だけで踊ってる 広場中の人の 手拍子を浴びながら