信じてくれますか ひとりの若者が 小さな家を売り バラを買いました 信じてくれますか ウソだと思うでしょ 町中のバラを 貴女に贈るなんて バラを バラを バラを下さい ありったけの バラを下さい あなたの好きなバラの花で あなたを あなたを あなたを 包みたい バラを バラを バラを下さい 百万本の バラを下さい 僕の 僕の 僕の この命 あなたに あなたに あなたに捧げましょ 貧しい絵描きの僕に 出来るのは 「ひとつ」 何もかも捨てて 貴女を想うこと 誰も知らない 「心のささやきを 花びらにそえて 貴女に贈りたい」 バラを バラを バラを下さい ありったけのバラを下さい あなたの好きなバラの花で あなたを あなたを あなたを 包みたい バラを バラを バラを下さい 百万本の バラを下さい 僕の 僕の 僕の この命 あなたに あなたに あなたに捧げましょ 出逢いは短く 貴女はもういない 貴女は踊り子 街から また 街へ 夜汽車の窓辺で 貴女は思うだろう 見えない愛の灯(ひ)が この世にあるのだと くるくる くるくる くるくる 廻る 真っ赤なサテンのトウシューズ 残った僕の 熱い心には 甘い思い出 涙のしずく 貴女に捧げた バラの花は 枯れても 枯れても 枯れても わが命 あなたの あなたの あなたの 胸に咲く あなたの姿は 遠く消えても 僕の 僕の 僕の ある限り 君への 君への 君への愛は 燃えて 燃えて 燃えて 燃えるよ 燃えて 燃えて 燃えて 燃えるよ