昨日降った雨が連れてきた 誰かの雫も乾いてゆく 少し目に痛い陽の光は 窓辺にたたずむ 僕を照らして 目を細めた 変わりたす空気が 今僕を追い越す 「早く外に出かけなよ!」 少しだけ笑って いつものシャツを線うよ ドアの向こうには ほら眩い息吹 そっと色付く風が染める 夏の日差しが今僕を急かす 焦げだした アスファルト蹴って 刻んていくんだ僕をの 夏の軌跡 風誘うままに道を選び 少し遠う景色を感じたくなる 行き先の違うバスに乗り 今日くらいはいいよね? ほんの少しの 回り道くらい 変わらなく見えても 少しどこか遠う 夏色に染められてる 同じように僕も 染められているかな? 胸搖らす音は いつもより強く そうさ“ためらい”なんて無くていい 少し浮かれたままでいいさ 風が唄う 新しいメロディ 青空の五線譜にそっと 刻まれてく そっと色付く風が染める 夏の日差しが今僕を焦がす 知らぬ問に 心は弾んて いつもより大きな 僕の足音 きっとこの世に永遠なんてない 一秒ことにほら変わる季節 焦げだした アスファルトを蹴って 刻んていくんだ僕の 夏の軌跡