夕けを焼映し出す鏡の湖に そっと葉をかべ浮流れの行方を見ていた 悲しみも怒りも虚しさも忘れて この大空にかざして眉をあげてみる ほんの少し前になくした あの温もりだけに残してた あなたの影も壊したから 今 羽が頬を撫でるから 雲をはらうから この胸に住みつく想い出を 空に投げるから 幼いことはなんて幸せだっただろう 優しい言葉 そのまま信じていられた ぐっと堪えていた涙も この淋しさに比べたら そんなもの 手の平に乗せ 吹き飛ばせた 今 羽が頬を撫でるから 空が落ちるから この胸に住みつく想い出を 水に溶かすから ほんの少し前になくした あの温もりだけに残してた あなたの影も壊したから 今 羽が頬を撫でるから 雲をはらうから この胸に住みつく想い出を 空に投げるから 終わり