道しるべとなる 枝をくわえて その足下に 落としてあげよう 向こう岸にいるあの子が 迷わぬように あなたの瞳に映るもの それが全てだと 思わないで まだ青すぎる 実を拾いながら 笑う横顔 その苦さを知っても小さな 羽が運ぶものは輝いて 生まれて来ただけで 完璧だと 飛び立つ 後ろ姿を 抱いた 夕立の中で 木々の陰に 息をひそめてる 鳴き声を聞かせて 雨が上がるまでに 少し話したい あなたの瞳が望むもの 小さな巣を作るこの羽で 生まれて来る 子供たちをつなぐために 生きよう その背中を見送る寂しさと 抱きしめて眠ったこの 場所は 永遠に空席のままだろう あなたを誇りに 思う ずっと あなたの瞳に映るもの それが全てだと 思わないで まだ青すぎる 実を拾いながら 笑う横顔 その苦さを知っても 小さな 羽が運ぶものは 輝いて 生まれて来ただけで 完璧だと 飛び立つ 後ろ姿を 抱いた