月の明かりは 妖しい調べ 狼が宴に集う お伽話に飼いならされた 少女は檻から抜け出して大人の女になる 白馬に乗った王子様なんて 待ってるだけじゃ飽き足りない ガラスの靴で罠を仕掛けて 駆け引きの真似事 くだらない 悪魔がそそのかす 魔法は12時を過ぎても解けないまま 舞踏会は夜明け迄続くの 糸車の針に手をかけても眠らない 夢なんて見ないもう 気付けば毒の林檎片手に 真実の鏡覗いて 欲に色付き汚れたからだ 真っ黒なロープで隠したら 悪魔が微笑む いつでもお話は悲しい幕のおろしかた 誰もが望む様な幸せ 最期に手にして 微笑んでるお姫様と 哀れな女が独り