廻りながら 見ているから 思い出とか 夢のかけら 凍えそうな 大理石の 中に眠る 時間は奇跡 おやすみなさい すいこまれる涙は 悲しい君を 楽にしてあげられる 月の回廊 たたずんで見つめた 小さな僕に 光がひびく その心の かたくなさも いつかとけて ゆくだろうか 迷い込んだ さみしさから 君の細い 肩をさがす 悲しみひとつ すくえずに 立ち止まったまま そのまま 時がすぎて行っても みつけてあげる ささやかなしるしも 君がのこした やさしさの影 忘れてしまう 足跡も残さず なにも知らずに おやすみ おやすみ