胸騒(むねさわ)ぎとともに眠(ねむ)りについた夜更(よふ)け とても悲(かな)しい夢(ゆめ)を見(み)ていたのを覚(おぼ)えている その朝予感(あさよかん)は沈黙(ちんもく)を破(やぶ)るように 鳴(な)り出(だ)した電話(でんわ)で現実(げんじつ)のものとなった 心(こころ)に消(き)えない傷跡(きずあと)を残(のこ)したまま あなたは一人星(ひとりほし)になった さよならね もう二度(にど)と会(あ)えない場所(ばしょ)へ行(い)ったのね 永遠(えいえん)の別(わか)れの冷(つめ)たさを受(う)け止(と)められずに 聞(き)かせてほしかった 嘘(うそ)で構(かま)わないから あたしはあなたに確(たし)かに愛(あい)されてたって たった一度(いちど)でいいから 終(お)わりなきはずの悲(かな)しみは幕(まく)を閉(と)じて 季節(きせつ)もかわって寒(さむ)さがやけに身(み)にしみるけど あれは忘(わす)れもしない夏(なつ)の始(はじ)まりの日(ひ)で あたしの代(か)わりに今年(ことし)は空(そら)が泣(な)き続(つづ)けた だってあまりにも夢(ゆめ)の続(つづ)きの様(よう)で まだ泣(な)くことさえもできないまま さよならね 最後(さいご)の言葉(ことば)さえ届(とど)かない 別(わか)れの冷(つめ)たさを嫌(いや)ってほど思(おも)い知(し)らせれる 聞(き)かせてほしかった 嘘(うそ)で構(かま)わないから 過(す)ごしたあの日(ひ)をくやんだりしてないんだって たった一度(いちど)でいいから どうしてそうやって最後(さいご)の最後(さいご)まで ねえ思(おも)い出(で)だけを置(お)いてくの さよならね もう二度(にど)と会(あ)えない場所(ばしょ)へ行(い)ったのね 永遠(えいえん)の別(わか)れの冷(つめ)たさを受(う)け止(と)められずに 聞(き)かせてほしかった 嘘(うそ)で構(かま)わないから あたしはあなたに確(たし)かに愛(あい)されてたって たった一度(いちど)でいいから これはただの夢(ゆめ)の続(つづ)きの物語(ものがたり)で あたしはまだ目(め)が覚(さ)めてないだけと言(い)って