花弁が落ちて 水辺に浮かんで 貴方を迎えに 薄暗い部屋を出る 花弁 秋赤音 もしも私の 両手が大きくて ちゃんと握れたら 離さず居れたかな 貴方と二人で ずっと生き残って 終わりになったなら 許してくれるかな 始まりが突然なら 終わるのだって突然です 目の前で服を脱いだって きっと貴方は笑わない I love youを誰かが 「死んでもいい」と訳してた 綺麗に終わらせて 何も残さないように 手を変えて品を変えて それでもついにやって来た 重いドアを開けて 全てがオレンジに染まった世界へ くだらないと言って 聞き流してた事 もっと耳をすまして 生きて行けば良かった 昔聴いた歌の意味が やっと解った気がした "二人の心と心が今はもう通わない"ってさ 寂しさで近づいて 嫌気が差して離れて 離れたら気が付いて その時は全て遅かった 青い鳥がずっと この部屋の中に居た事 今更気付いても 全てがオレンジに染まって 落ちてゆく I love youを誰かが 「月が綺麗」と訳してた 言えなかった想いが 空まで昇ろうと宙を舞う 手を変えて品を変えて それでもついにやって来た 重いドアを開けて 全てがオレンジの世界へ I love youを私は そして花弁が落ちて 水辺に浮かんで 貴方はもう居ない 薄暗い部屋を出る