あといくつ戻れば あの頃のぼくらに出会えるのかな ぼくらは嘘で庇い合い 許し合い 素直ないのちから 逃げ惑っていたのかもしれない 人は誰かをナイフで突き刺しながら歩んでゆく それがいのちのさだめ 目を開けてみなさい 水浸しな重たい暖毛を 少しずつ開いて あといくつ戻ればあの頃のぼくらに出会えるのかな