この手をねえ引いて どこまでも行ってよ 昨日とは違うんだと 私にそう言い聞かせて 行き交う人の群れにまぎれ込む午後 叫んだって届かない 空を見上げて思う 大切にしたいものは ただその手だけ この広い世界で 誰だってそれぞれの傷を持ち 前へ向かう道を渡るの 明日、また同じ信号で 立ち止まるかもしれないけど 見えすぎた目の奥に 幼い私 明日に何があるのか 知らなくて笑ってた ひどい傷を負った昨日 諦めそうになった 止まらないで 迷わないわ どしゃぶりの雨でも 傘などいらない 目を閉じても見える光がある事を 教えてくれたから 今日もまわる大交差点 信号が青に変わればもう 歩き出さなきゃ遅れちゃうわ 君という光の方へ 誰だってそれぞれの傷を持ち 前へ向かう道を渡るの 明日、また同じ信号で 立ち止まるかもしれないけど 私はもう見失いなどしない その手だけは 離さないの 君という光のために どんなつらい時でも 諦めたりなどしない どんな強い雨でも その手だけは離さない この手をねえ 引いて どこまでも行ってよ 昨日とは違うのよ 私にそう言いきかせて