蒼き夜に月映く 佇む影 風の音を 積み石朽ちて 枯草に 偲ぶ幻 時を経る 巡る色は人の世の 遷ろい果て 夢の緒を 漫ろに揺れる 松の枝の 吟う詞の端 誰想ふ 誰想ふ