君が歩いた場所はもう 空っぽで何も見えない 散々な繰り返しだと 笑いながら君は言う 編曲:やまじ 天窓から差す光で 目が覚めても体は起きない 不自然な空気の臭いを 明滅する細胞吸い込む さあニヒリスト目を逸らすな ほら入道雲お出かけだ もう嘘つくことすらできない 今日を終わらせよう 落ちることをやめないで 傘を投げる意味がなくなるから 幻よただそのままで 透明の影を見せて 「これが僕の最後の部屋だ」 無数の泡の一つだけれど 木々の中で音が割れて 空気に刺さり 君が囁く 青い鏡が黒く染まり 僕の中から色が漏れて 重なり揺れてまた赤信号 埋められない思考の果てに 止めた呼吸の意味すらも 証明できない 君が歩いた空へと 手を伸ばす夢を見たよ カーテンが綺麗だね まるで君のよう 落ちることをやめないで 虹が架かる意味がなくなるから 幻よまだ消えないで 彼の期待を裏切る事は許さない 色づいた世界は 無限の幻想の一つだって 僕は気づいていた