作词 : hellnian 作曲 : ZUN 遠い空から訪れた 春を告げる生ぬるい雨雲 どこか暖かく冷たく 冬に凍りついた土を溶かす 雨が命を運ぶなら 雨が涙を流す代わりなら 花に映る面影 花弁伝うしずくの意味を 人が残した悔いを抱いて 花は咲く 束の間の夢を 残された想いを閉じて 花は散る 夢の畔で 風に乗せて遠くまで一片 語らない花が終わりを告げた 生命巡るこの季節は 一度生まれもう一度朽ち果てて 花は開けば散って 一度きりの生命を咲かせて 人が背負った罪に身を染め 花は咲く 色鮮やかに 幻に 消える生命に 花は舞う 思いを乗せて 忘れられた名も無い花の塚(はか) 幻に消えた思いの花弁(かけら)