世界はただ暗闇 事実を返して 出口選べない事 経緯に肯定はなく 理由は単純で 必要ないから消した 初めて浴びた一瞬の太陽 静かに奪ってゆく温かい手 その薄汚れた視界が捉える 断ち切れなかった欲の有様 関係は途切れ 存在の有無が平行に並ぶ雑な後始末 自分一人の狭い闇の中 せめて教えて欲しかった 形を保ち 声は呼ぶ事無く 朽ちるのは何時か 空は遠く その薄汚れた視界が捉える変わり果てた姿 焼き付けて