暗い部屋でふたり 紡ぐ音の調べ 宙を舞う言の葉 それは飴色の記憶 優しい嘘 君の一言が溶けてゆく 僕は今日の記憶を 巻き戻してゆく 静かな夜の色 君の笑った顔と その涙の理由(わけ)を 僕は訊けないまま 繰り返してゆく 記憶が溶けてゆく 明日を手繰り寄せる 部屋に灯る色が 朝の音に包まれて 温かさを 運んでくる光と空が 君と僕の距離を 引き離してゆく 消えゆくこの時間を 流れるこの季節を 失うその前に 君の声を聴かせて ここで待ってる ここで待ってる