アナタは殴る、見るに見かねた神様が止めに来るまで アナタの両手は、いつもアタシの血で乾ぐヒマもないほど アナタの指に、深くアタシを傷つけてくれる指輪がある 見えないように、いつもアタシの背中にまわした左手 悪いのはアナタの手…手 アナタは责める、見たこともない道具と言葉を使って 壊れぬくらいに、でも傷跡が二度とは消えないくらいに アナタは殴る、今じゃ頼みの神様も来てはくれないみたい アナタの両手も、今じゃ自分の血を流すまでとまらない 痛いのはアナタの手…手 こんな調子じゃ、アタシの命、幾つあっても足りない 愛してるわ、だけどアタシも、黙ってばかりはいられない パパに電話よ、すぐにアナタを懲らしめに来てもらうから パパの手下が、すぐにアナタの両手をナイフで切り取る フロアに広がる、赤く汚れた血の海にアナタの両手 許して欲しい? いいわ、それでもこの手は返してあげない 憎いのはアナタの手…手 いつかアタシの手を優しく包む新しい手がアナタに生えて どこかアタシたちが寄り添い住める新しい家をその手で建てて 汗とアナタの血で濯ぎ浄めた薪しい手でアタシを抱いて 二度と放さないで 新しい手で正しい愛めカタチを探すの