[00:18.45]思えば遠く歩いてきたもんだ。 [00:28.70]冬の寒さも忘れてしまったな。 [00:39.14]白昼堂々、戦車が道を行く。 [00:49.60]それを横目に彼女は決意する。 [00:57.67] [01:03.20]「私は濃霧のように誰かに寄り添いながら、 [01:12.83]涙を拭ってやりたい」 [01:15.23] [01:16.87]あの街の灯、鳴り響く鐘の音、全てを抱きしめて。 [01:27.14]泣き笑って、汚れた顔のまま確かに息をしている。 [01:40.14] [01:50.41]鳥かごの中、争いは続いている。 [02:01.13]その光景は報道されぬまま。 [02:07.08] [02:11.08]彼女は、手を大きく広げたらそれが合図と言った。 [02:21.22]火傷の跡を隠すそぶりも無く、 [02:26.48]シュプレヒコールの中を飛んだ。 [02:38.92] [03:20.08]あの街の灯、鳴り響く鐘の音、 [03:25.79]全てを手にいれた。 [03:31.03]泣き疲れて、汚れた顔のまま静かに目を閉じる。 [03:41.45] [03:42.32]事実がフィクションに勝る、革命の翌日。 [03:54.95]