奇麗だけど壊れやすい 創り物の硝子の時計 二つの針、指した空を 見つめながら閉じ込められてた 何処へ逃げれば救われるの? ここは迷路のよう 独りで彷徨うこの夢を照らしだす 青い月灯り零れ落ちて鏡に映る私、映したの 柔らかい外套(ローブ)のように嘘を纏っていた… 夜の中で 純粋で壊れやすい 心は、でも求めていたの その視線に触れた刹那 時計の針動き出すのかな 何処へ逃げても抜け出せない ここは私だから あなたの呼ぶ声、その先へ手を伸ばす 青い月灯り零れ落ちて硝子の壁の向こう、映したの 壊れても逃げ出したい、欠片が刺す痛み… 厭(いと)わないわ 魔法なんていつまでも続かない 夜がいつか明けるってことを、どこかで信じていた… ずっと 青い祈りが求めたのはありふれてる救いだったの 独りの終わりを強く… 青い月灯り零れ落ちて鏡に映る私、映したの 柔らかい外套のような嘘を脱ぎ捨てたら 夢はきっとあなたが…終わらせるの