便利な時代だ パソコン開いたら 5分で友達が できる時代だ そんな夢みたいな 世界ができたよ 心の中身を 言葉で形に 何でも言えるんだ 期待通りの返事をくれる 優しい世界さ 名前も顔さえも 君は知らないのに どうして優しくできるの ああ 君は知らないでしょう 今から何をしようとしてたか なんてさ ああ 君は知らないでしょう 僕が悪い人だなんて 褒め言葉並べて なんとなく合わせて きれいごとだらけの世界 「すごいね」「上手だね」「あたしも同じです」 嘘ばかりだよ 君はどんな顔で 画面を見ているの その目は何が見えてるの ああ 僕は知らないんだよ 君が本当に笑ってるかなんてさ ああ 僕は知らないんだよ 君が泣いてることだって どうしようかな やめようかな 不安定になると 信じたくなるよ 優しい言葉を ああ ここはインターネットシティ 不器用な優しさで満ちた都市だよ ああ 君は知らないでしょう 僕がそれに救われたなんて 絶望にも似た孤独な気持ちは ひとまず はぐらかし 今日も部屋では キーボードの音が 空しく響くよ