ただひとり 迷(まよ)い込(こ)む旅(たび)の中(なか)で 心(こころ)だけ彷徨(さまよ)って立(た)ち尽(つく)した でも今(いま)は 遠(とお)くまで 歩(ある)き出(だ)せる そう君(きみ)と この道(みち)で 出会(であ)ってから 旅人(たびびと)たちが歌(うた)う 見知(みし)らぬ歌(うた)も 懐(なつ)かしく聴(き)こえてくるよ ただ君(きみ)といると 夢見(ゆめみ)た世界(せかい)が どこかに あるなら 探(さが)しに 行(ゆ)こうか 風(かぜ)のむこうへ 凍(い)てつく夜明(よあ)けの 渇(かわ)いた真昼(まひる)の ふるえる闇夜(やみよ)の 果(は)てを見(み)に行(ゆ)こう 寂(さび)しさを知(し)っている 君(きみ)の瞳(ひとみ) まばたいて その色(いろ)を 映(うつ)すから 高(たか)く空(そら)まで飛(と)んで 三日月(みかづき)になる ハッカ色(いろ)の星(ほし)はきっと 涙(なみだ)のかけら 東(ひがし)の国(くに)の港(みなと) 西(にし)の海辺(うみべ) 暗(くら)い森(もり)で 南(みなみ)の街(まち) 金(きん)の塔(とう) 北(きた)の丘(おか) 水(みず)に揺(ゆ)れてた同(おな)じ月(つき)が 差(さ)し出(だ)すその手(て)を つないでいいなら どこまで行(ゆ)こうか 君(きみ)と二人(ふたり)で どこへも行(ゆ)けるよ まだ見(み)ぬ世界(せかい)の ざわめき 香(かお)りを 抱(だ)きしめに行(ゆ)こう